国内の特許・商標・意匠、米国の知財に関する一口メモ

IPBOOKシリーズの柔軟性について

IPBOOKで立て続けに2つの機能アップを行いました。
これはクライアントへのデモのときに話題になった機能です。
希望があれば、これくらいの機能アップはすぐにできるというデモンストレーションの意味で開発しました。
今無い機能も、すぐに提供できるのがIPBOOKの優れたところです。

IPBOOKの機能アップ:引用文献の公報取得も可能です。

IPBOOKでは、拒絶理由通知などはOAとして入力し、管理できます。
引用文献の願番等を入力しておけば、1クリックでJplatpatへ飛んで公報を開くことができます。
どうですか?簡単ですよね。
例えば、リモートワークの日でも、すぐに公報を開けますね。

クライアントと電話中に別の案件について質問されたとき

クライアントによってはしっかり特許管理できていないところも多々あります。

ある案件でクライアントと電話しているときに、「先生、もう一つの案件ってすぐにやることがありましたでしょうか?」と聞かれたときに、そのクライアントの案件で、こういったときのアドバイスができる情報表示ができると良いと思いませんか。

通常、「クライアント毎の依頼案件を一覧したい。」ということは、できます。普通に、「検索:編集/削除/印刷」のところで、出願人の名前を入れて検索すれば、リスト表示されます。リスト表示されたものを一件ずつ開けば、管理しているデータは全て見ることができます。

ですが、このリスト表示からは、国内優先の期限とか、審査請求の有無といったことは分かりません。

IPBOOKでは、こんなときのアドバイスも簡単です。

ある案件(案件1)を開いているとして、別の案件(案件2)について上のような質問をされたとします。IPBOOKでは、最初に案件1を開いているとします。

こういったときに、「関連検索1」を押していただくと、開いている案件1の出願人と同一の出願人を含む案件をリスト表示します。このとき、表示される内容は、以下のようにしてみました。

象印カップ株式会社
——————————————————————————-
当所REF:H20200————–:    :顧客REF:J001
発明名称:カップホルダー2
出 願 日:2020/01/01———-:    :基 礎 日:2020/01/01———-:    :出願番号:特願2019-000001—
公 開 日:——————–:    :公開番号:
審査請求日:——————–
登 録 日:2020/01/10———-:    :登録番号:
内容メモ:持ち手がハート型
{案件表示}
——————————————————————————-
当所REF:H20201————–:    :顧客REF:J002
発明名称:カップホルダー3
出 願 日:2020/01/01———-:    :基 礎 日:2020/01/01———-:    :出願番号:特願2019-000002—
公 開 日:——————–:    :公開番号:
審査請求日:——————–
登 録 日:2020/01/10———-:    :登録番号:
内容メモ:持ち手を変えられる
{案件表示}

出願日、審査請求日、公開の有無、内容の簡単なメモなどです。これによっていくつかのアドバイスが可能かと思います。なお、{案件表示}というのは、ここをクリックするとその案件を開くことができます。その案件を開いた後で、再度、「関連検索1」を押せば、リスト表示をするので、行ったり来たりもできます。

このようなことをすぐに実現できるというのが、IPBOOKの良いところです。柔軟性・拡張性が優れています。

IPBOOKの期限管理について

特許事務として、真っ先に特許管理ソフトに期待するのが期限管理だと考えています。
私は、開業当時、自分で特許管理ソフトを作成しました。PC9801で、桐というソフトを使っていました。桐というのは今のアクセスやファイルメーカーのようなソフトです。データベースを内蔵していて、自由に入力や編集画面を設計できました。小規模リレーショナルデータベースの先駆けでした。今でもその延長の特許管理ソフトは売られています。
しかし、大きな法改正も多い時代でしたし、自分が特許管理ソフトを使用して期限管理を間違えたら大変なことになるという危惧がありました。そんなときに、本格的な外部データベースを使用する特許管理ソフトが発売されたので、高価でしたが購入しました。なにしろオンライン出願端末が400万円していた時代ですから、特許管理ソフトが250万円するというのも仕方ないと思っていました。
それでも、ヒューマンエラー、PCのバグは怖いですから、未だに帳面との二重管理はやっています。

ところで、期限管理は、事務所毎に考え方がかなり違うと思っています。私は人間が計算した上で、PCがチェックしてくれるという方が良いと思います。ですが、それは一つの考え方に過ぎません。間違いがあったとしても上書きせずに警告だけにするのか、そのまま上書きした方が良いのか。。など。いろいろです。

IPBOOKは、期限管理に対する各事務所さんの個性に対応できるようにオプションを充実させました。きっと貴事務所の今までのやり方を継続できると思います。

他のソフトとの比較を聞かれました。

特許管理ソフトとしては、いくつか他にも候補があります。それらとの差が分からないという質問をされました。

技術者的には、開発された環境に大きな違いがあるということをまず理解して欲しいと思います。その結果、自動車にたとえるなら、軽自動車と、大型SUVとの差があります。ここで言いたいのは、大型SUVは全てにおいて軽自動車に勝るといっているわけではありません。

IPBOOKは、本格的なデータベースを利用し、本格的なシステム言語で作り上げ、さらに補助的にJavascriptなど、いくつかのプログラム言語を使って作り上げています。こういう多言語で作り上げるのはハードルも高いのですが、完成したものは、安定し、速度にも優れ、バグがあったときの対処も容易で、システムの拡張性に優れています。IPBOOKのデータベースは絶対に壊れません。

他のソフトはなかなかこういう環境では作られていません。他のソフトの悪いところを書き連ねるのは気分が良くないので、これだけにしておきます。

IPBOOKは、拡張性に優れています。完成したら関係ないと思われるかもしれませんが、IPBOOKが目指しているのは特許事務所のデファクトスタンダードです。特許管理だけで終わらず、特許事務所の運営・経営に必要な機能を加えていきます。わかりやすい例が給与計算です。他にも経理関係も手がけていきます。

なぜかといえば、特許事務所は整理番号でいろいろなことが結びつけられているので、特許管理システムから拡張していくのが好都合だからです。いくらでも柔軟に拡張できていけます。

単なる特許管理システムで終わることのないのが、IPBOOKシリーズの特徴です。拡張していっても使用料は変わりません。通常の値上げはしていくことになるでしょうが、特許管理以外の部分を利用する別料金というものは発生していきません。

買い切りのソフトと比較され、毎月の使用量が発生する点に躊躇されることもあるかもしれませんが、IPBOOKは確実に効率を向上させて使用量分の仕事をします。仕事の効率というのは難しい意味ではありません。今まで必ず行っていたいくつかの雑用的な仕事がたくさん無くなります。目に見える便利さをこれからも提供していきます。

IPBOOKシリーズの、マニュアルレス機能を向上させました。

IPBOOKシリーズでは、マニュアルレスです。
IPBOOKは、入力画面のそれぞれに操作説明を書き込める機能を備えています。
IPBOOKは、3種類の欄を用意してあり、仮に、操作説明書、事務所ルール、tipsと分けています。
操作説明書は提供元が用意する操作説明ですが、事務所ルールやtipsはユーザーが書き込むことを想定しています。このように、ユーザー自身も書き込むことができます。
今回、操作説明書を随時アップデートできるようにしました。
操作説明書は提供元が書き換えますから、ユーザーは書き込まないでください。上書きされて消えてしまいます。事務所ルールやtipsは上書きしません。

iPARC(IPBOOK)シリーズの、データを印刷するときの帳票データを個別に読み書きできるようにしました。

IPBOOKでは、データベースに記録されているデータを使って印刷イメージを形成し、印刷します。
印刷のひな形のことを帳票と呼んでいます。帳票は自由にカスタマイズできます。
今回、カスタマイズされた帳票のデータを、個別に書き込んだり、読み込んだりできるようにしました。これによってIPBOOK開発元から提供される帳票を個別に追加していったり、他の人が作成した帳票を追加するということが簡単にできるようになりました。

iPARC(IPBOOK)シリーズでは、入力ミスを発見する機能を備えました(その3)

IPBOOKでは、願番に基づいて、Jplatpatの公報ページを開くことができ、このデータを利用して、データベースのデータに誤りが無いかを確認できます。
この機能に基づいてメッセージを表示しますが、正しいデータは青、間違っているデータは赤で表示することにしてみました。
実際には、
1クリックで、Jplatpatの公報表示画面
1クリックで、公報の表示
^A,^Cでコピー
1クリックで比較結果の表示
という作業だけで1つのレコードについて確認できます。