国内の特許・商標・意匠、米国の知財に関する一口メモ

IPBOOK.cloudのアップデートのお知らせ:ChatGPTにも対応

IPBOOK.cloudのアップデートのお知らせ:ChatGPTにも対応
何かと話題になっているChatGPTに対応しました。

データベースの内容がChatGPTに見られるということはありません。

仕組みとしては、IPBOOK.cloudのユーザーがChatGPTに投げかける問い合わせを入力すると、その入力をChatGPTに投げかけ、返信をIPBOOK.cloudで表示するというものです。

こういったプログラムをご用意しても、ChatGPTがこちらのデータベースを参照するようなことはできません。あくまでもこちらのサーバーからChatGPTに問い合わせ、返事をもらうという、一方通行の問い合わせだけになります。

また、ChatGPT効率よく使うためには、入力の仕方も大事です。このことを考慮して、IPBOOK.cloudが入力画面をご用意しました。判断主体、判断背景、問合せる命令と、明確に分けて問合せられます。

事務所単位で、一つの認証キーを使えます。認証キーの設定は「ツール」の主管理者画面で行えます。

特許の業界では、翻訳などは使いたくても使えない状況ですが、秘密性のない調べ物にはとても便利ですし、IPBOOK.cloudが入力画面を使えば、情報不足による稚拙な返答にがっかりすることもありません。

まだ、ChatGPTと聞くと、怖いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、現在は、テストサーバーで運営しております。皆様からのご質問等があれば、Chatworkでも結構なのでお気軽にご質問下さい。認証キーの取得方法でも結構です。

中国企業からの出願件数が10%を超えています。

中国企業からの出願件数が10%を超えています。

中国人による日本への特許出願件数を調べてみました。

中国人による日本への特許出願件数は、
2019年が4万件、
2020年が4万2千件、
2021年が4万5千件でした。

※日米欧中韓の特許庁が各庁の活動状況や主に特許関連の統計情報を纏めた五庁統計報告書(IP5 Statistics Report)に基づきます。

日本の特許出願件数については、

2019年は33万5千件、
2020年は33万3千件、
2021年は34万2千件でした。

特許庁が提供している特許出願等統計速報に基づきます。

全出願件数の10%以上の件数が、中国からの出願です。
日本の企業にはもっと頑張って欲しいですね。

これが日本の特許庁の望んでいた姿なのでしょうか。
特別に中国からの出願に偏見を持つわけではなく、
日本の企業の弱体化が顕著に思えてなりません。

J&T Document Managerのアップデート

J&T Document Managerのアップデート

J&T Document Managerとは、文書管理ソフトとも呼んでいます。

事務所や会社内で日々生成されているファイルは、何らかのルールに基づいて、どこかに保存しているはずです。通常は、フォルダに名前を付けて整理していると思います。

これが最初は整理整頓された状態ですが、時間とともにごちゃごちゃになってきてしまいますし、分類のルールによってはあるファイルはどちらのフォルダに保存するのかの判別が困難になってきてしまいます。本質的両方に属するものは決して少なくありません。
ですから、保存した人以外は、後々見つけられなくなるということは往々にしてあります。むろん、営業部の第1課とだい2課とで殆ど同じ内容のファイルをゼロから作っていたりもします。

J&T Document Managerは、ファイルをクラウドに保存しつつ、全文検索機能によって保存したファイルを瞬時に見つけてダウンロードする管理ソフトになります。

また、複数のファイル群をまとめて保存できます。特許事務所であれば、一つの特許出願の為に作成した複数のファイルをまとめて暗号化しつつ圧縮して保存することができますし、このときに全てのファイルを全文検索の対象とすることができます。

このような文書管理ソフトはIPBOOK.cloudと連動することが可能で、ある包袋に属するファイル群をまとめてクラウドに保存できますし、IPBOOK.cloudで包袋のレコードを閲覧しているときに、その包袋に属するファイル群を瞬時に見つけてダウンロードすることができます。

まだまだ使いやすくできるところはあり、今回も使い勝手を良くするためのアップデートをしました。

全文検索に加えて、予め用意してある項目に対応した入力も可能です。たとえば、「書類名」という項目があり、ここには整理するために書類名を入力できます。全文検索のためのテキスト抽出自体は自動ですが、さらに書類名をも入力したいときは、手入力することになります。

このような項目がいくつかありますが、簡易入力という操作が可能です。例えば、「特許出願書類」と入力したい場合、毎回、「特許出願書類」と入力するのは煩雑ですし、誤変換して気づかないで入力してしまうと、見つけられなくなるということも起こります。

簡易入力は、予めa~zの1文字に対して、何らかの言葉を対応づけて保存しておくことで、項目欄にaと入力すれば、対応する言葉に変換して保存される機能です。

手入力の煩雑さを減らし、誤変換による誤入力や、個人の主観による文言の不統一を防止できることができます。

IPBOOK.cloudのアップデート:請求書に印影表示が可能になりました。

IPBOOK.cloudのアップデート:請求書に印影表示が可能になりました。
電子帳簿保存法の変更により、今後、請求書を紙媒体から電子データに変更していかれることが予測されます。
これまでは紙媒体に印刷して事務所印を捺印されていたと思いますが、印影データを登録しておくことで、請求書に表示できるようにしました。

印影データは、「ツール」をクリックすると、主管理者のツール画面が開きます。
その画面で下の方に下がっていく(スクロール)と、「必要に応じてやること」という見出しの中に、「請求書ロゴと印影の画像のアップロード」という見出しがあり、そこの中に{印影画像のアップロード}という青地の部分があります。
ここをクリックすると、ファイルを選択するUIが出てきますので、印影画像を選んでアップロードしてくてださい。

同じところに{請求書ロゴ画像のアップロード}もありますので、請求書に貼り付けたいロゴ画像がありましたら、同様にアップロードできます。